カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人

English

検索窓を開く

検索窓を閉じる

Responsible Investment Approach責任投資アプローチ

本投資法人は、再生可能エネルギー設備への「投資」及び「運用」という2つのステージにおいて、以下のようなアプローチを規定しています。

再生可能エネルギー設備への投資におけるガイドライン

クリーン・エネルギーへの投資
本投資法人が投資する太陽光発電事業に関する資産(以下、総称し、「再生可能エネルギー設備」といいます。)は、間接的または直接的に①CO2削減、②環境破壊の緩和に貢献し、環境改善の蓋然性が高く、資源を無駄にしないクリーンなエネルギーであること。

インフラ設備の取得時の事業リスクの特定
再生可能エネルギー設備の取得に際し、環境・社会面への負の影響については、テクニカル・レポート、土壌調査に関するレポートおよび地震リスク分析報告書等第三者による技術評価レポート等を取り寄せたうえで社内の専門知識を有する部署によってチェックを行い、リスクを有する場合にはこれに係る対策を講じており、負の影響が環境改善効果を上回る蓋然性も低いと判断されること。

SRI選定プロセスの確立
グリーン・プロジェクトの適格基準や選定におけるプロセスを定め、本投資法人が実施する新規投資案件のデュー・デリジェンスおいて、(1)その再生可能エネルギー設備が所在する近隣への健康被害及び地方自治体に悪影響を及ぼすと判断されておらず、(2)開発及びサプライ・チェーンおいても、労働者への権利侵害が行われていないこと。同時に、リスクの特定は資産運用会社の「投資運用部」が行い、環境に対する負の影響が確認された際には、当該影響の原因となっている事象を排除すべく、社内外の専門家の有する知見等により対応すること。また、太陽光発電設備等を利害関係者から取得する場合は、事前に資産運用会社の「コンプライアンス委員会」における審議及び決議を経ること。

資産の取得及び譲渡に係る利害関係者との取引に係る意思決定機構

利害関係者との取引(50億円以上の取引)

グリーン・ファイナンスの実行
負債による資金調達についても、その使途等について「グリーン」であることを明確にすることで、CSIF の環境配慮型のビジネス・モデルに共感できる金融機関の資金供給意欲を喚起すること。

本投資法人の管理及び運営の透明性

借入資金管理の妥当性及び透明性
負債による調達資金はあらかじめ選定された個別のプロジェクトに全額紐付けし、口座のモニタリング等の管理は、資産運用会社の「財務企画部」が行っております。出金時には、財務企画部長及び代表取締役社長の決裁が行われて出金指示し、その入出金手続きには、社内の内部監査及び監査機関による外部監査の対象となっております。また、その調達資金は現金または現金等価物にて管理され、充当予定日等については必要に応じて貸付人に開示をしています。

適格なレポーティング体制
i   資金の充当状況に関するレポーティングについては、資産運用会社が必要と考える内容について投資家に対して本投資法人のウェブサイトにおいて定期的に開示をし、借入金については、その調達資金が適格なプロジェクトに充当されていること、及び返済に関するルールを借入の金融機関との間で明確に定めています。また、本投資法人のウェブサイト等により適時開示、決算説明資料および資産運用報告書で投資家へも開示しています。
ii   環境改善効果に関するレポーティングについては、保有する太陽光発電所において発電量及びCO2 削減量という定量的指標を含めて環境改善効果を示す形で毎月ウェブサイトにおいて公表しています。

期中における監査体制
i   会計監査
本投資法人の会計事務等については、EY税理士法人に外部委託しており、月次ごとに会計帳簿を閉めて、見直しを図っております。また、会計年度毎に第三者の会計監査人による投資法人法投資信託及び投資法人に関する法律に基づく監査、金融商品取引法に基づく監査を受けております。このように、本投資法人は東京証券取引所に上場するインフラ投資法人としての適格要件を十分に満たし、透明性の高い会計監査体制を設けております。
ii   業務監査
チーフ・コンプライアンス・オフィサーは、内部監査担当者として、内部監査規程に基づき、原則として半年に1回、内部監査を実施し、内部監査で発見・指摘した問題点等を正確に反映した内部監査報告書を作成します。内部監査担当者は、内部監査報告書を遅滞なく代表取締役社長、取締役会及び「コンプライアンス委員会」に報告します。被監査部門は、内部監査報告書で指摘された問題点について、その重要度合いを勘案した上で、遅滞なく改善計画を策定し、改善に努めます。内部監査担当者は、被監査部門による問題点の改善状況を適切に管理し、その達成状況を確認し、その後の内部監査計画に反映させます。取締役会又は内部監査担当者は、本資産運用会社の業務運営の適切性を確認するためその他の理由により必要があると判断したときは、外部の専門家による外部監査を行います。
また、上記の業務監査に加えて、オペレーターやO&M業者等の外部委託先に対して、委託業務の遂行状況を監督するために、原則として、毎年1回、モニタリングを実施しています。

持続可能な資産運用ビジネス・モデル

従業員トレーニング
カナディアン・ソーラー・グループの親会社であるCSI は、“CSI ユニバーシティカリキュラム”を実施し、本グループの事業に関する知識や理解を最大限に生かしつつ、カナディアン・ソーラーの様々なビジネスの理解を深めるサポートしております。このコースは、太陽光施設を全ての家庭に提供し、次世代に向けてより良いクリーンな地球創設するというカナディアン・ソーラーが掲げる”MISSION”、パートナーと共に輝かしい未来を築きながら太陽光事業の専門家となるという“VISON”、そしてイノベーション、融合、性能、チームワーク及び起業家精神といった“VALUE”を共有する機会を提供しております。全世界の従業員に向け、オンラインにて受講が可能なこのプログラムは、発電所の開発や売却、蓄電池技術、EPC及び発電所の資産運用等、実務に関する知識や事例を、学ぶ機会を提供しております。また、資産運用会社内でも独自にインフラ資産運用にまつわる様々な企業やカナディアン・ソーラー・グループ内での専門家を招いて、従業員研修プログラムの一環として勉強会を定期的に開催しております。

働きやすい職場環境づくり
CSIでは、トップマネジメントの19%が女性であり、カナディアン・ソーラー・グループは、性別、国籍、年齢、外見等といったことでの偏見がないマネジメントを心がけ、差別のない職場環境作りに努めております。そのDNAを受け継いだ資産運用会社においても、従業員の約半数が女性を占めております。また、カナディアン・ソーラー・グループでは、人材は最大の資産と考え、従業員の健康、労務管理や危機管理などの改善を従業員満足度調査やストレスチェックを実施しながら、多様性の求められる昨今において従業員にとって働きやすい職場となるよう改善を図っております。

  1. ホーム
  2. サステイナビリティ
  3. 責任投資アプローチ

このページの先頭へ